スダレ屋根の家
東京の外縁部にあたる、町田市の住宅造成地の中に建てられた住宅である。この住宅造成地は、小高い丘を切り開いたところで、各区画面積は比較的大きく、また緑もたくさん残されている。この家も将来緑に囲まれるように、敷地東側の法面と南側とに距離を設けて配置している。
アプローチの階段から、エントランスに入り、エントランスの土間の延長で南側の外部テラスに連続している。そういった、移動のための中間領域を、建物全体にまでその構成を広げていこうと試みた。
それは、住宅の内部構成も、都市のある外部空間を部分を切り取ったものとして捉えられるのではないかという考えから、それぞれの場は移動の中にあるという考えに基づいている。
"ロハス" 的な設計提案
・玄関土間空間を広くとり,そこからスダレ屋根のかかるデッキテラスへと連続させる
ことで、内外部一体の多目的空間を作った。
・廊下を設けずに、全ての部屋が連続する構成として、家族の気配や空気の流れが家全体で
感じられるようした。
・南からの日当りを十分に取入れ、東西・南北ともに風通しの良いオープンな構成としなが
らも建具により各部屋を分節できるようにした。

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ここがポイント!
はっきりとした<廊下>というスペースを設けずに、階段室を中心に各居室を連続させた構成にしたところがポイント。
冬以外は、部屋を仕切る建具を閉じないで生活するよう想定されていたので、外からの風が家全体に行き渡るようなオープンな空間としています。
それでいながら、敷地形状に即した横長の平面計画としたことで、家族それぞれにとっては付かず離れずのほどよい距離感も保たれており、建物としての家を健全に保つだけではなく、精神的にも健全な家と
してあり続けられるような、「メンタルロハス」な構成にもなっているのではないか・・と思っています。
